ヒマワリはじめました!
ひまわり、ヒマワリ、向日葵・・・
しばらく間があいてしまいましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
僕がメゾンフルーリ二子玉川の佐々木久満です。
メゾンフルーリ二子玉川本店では、ひまわりが沢山入荷しています!
ひまわりといえば、アメリカ大陸からヨーロッパに伝わった花です。種は食用にもなるといわれ栽培されてきました。ヘリアンサスなんて言うとちょっとおしゃれですかね?(笑)
日本では、日輪草なんて言い方もされます。
ヨーロッパでもキリスト教正教会のロシアで食用は多くされました。その理由はというと、宗教上の断食時の食べてはいけないリストに載ってなかったから!!ということらしいのです。
もちろんネイティブアメリカンは、種をしっかり食用としていたようです。
いまでも、ひまわりは、大リーガーなどがベンチでくちゃくちゃかんでるのの中にはヒマワリの種をぼりぼりやってる、なんてあるようです。日本でも酒のあてにヒマワリの種の好きな方、いらっしゃりますよね。
僕は、全くダメなんですが・・・
ヒマワリの種がヨーロッパに渡った当時、またひまわりは伝わって間もなく、種子を食用物としては理解されてなかったようです。
近年のタピオカみたいなものでしょうか?(笑)
メゾンフルーリ二子玉川本店入荷のひまわり
さて夏場はひまわりに頼りっきりのメゾンフルーリですが、ここ最近入荷したひまわりの品種をご紹介します。
ヒマワリの輪の大きさは、その作り方によります。畑で植える株間が広いとおおきくなり、株間が狭いと小さな花になります。それは、ひまわりが密植すると、大きくなれないという作用からのようなんです。
こちらはJA安房の「西岬のひまわり」の圃場
「西岬のひまわり」はブランドひまわりとして関東近県に出荷される。
ヒマワリのお勧めのアレンジメント
ひまわりとハーブのミックスブーケ
メゾンフルーリのYahoo!ショッピングでも続々とラインナップに加えさせていただいてます。
今おすすめの商品はひまわりのスタンド花です。
ひまわりのスタンド花は各種あります。価格帯は、10,000円と20,000円があります。Yahoo!ショッピングではひまわりのアレンジメントもたくさん出品しておりますのでどうぞご覧ください。
「筋肉質のひまわり」と「肥満体のひまわり」
ひまわりの花もちはその栽培の方法によって違います。その栽培方法とは、どのようなものかというと、千葉県の折原園芸さん曰く「筋肉質のひまわり」と「肥満体のひまわり」ということなのらしい。
折原園芸の折原利明社長のお話を聞くスタッフと一緒に行ったお花屋さんのスタッフ
つまりどういうことかというと、ひまわりは土壌の栄養分や水分を非常に吸収しやすく、花を大きくすることは容易なことだそうです。しかしながら、それではぶよぶよと太った肥満体とおなじで、切ってしまったら、花持ちも悪くてすぐダメになってしまうようです。ところが、水の管理をしっかりとして、できる限り水分量と肥料を少なく、でもたくさんの光を浴びてしっかりと管理する。そのようにできたひまわりは鍛え上げられたひまわりでまさに「筋肉質のひまわり」といえるのです。
スタンド花のひまわり
この時期ひまわりは様々な品種が出回っており、流通しているひまわりのなかでもメゾンフルーリでお取り扱いしているひまわりは品種、数量ともやや多目に入荷しております。そのココロは?といいますと、アレンジメントする目的用途によって仕入れる産地を変えています。
生産地の作り手の考え方や売買の方法によっても、そのヒマワリの性質が大きく違います。例えば、メゾンフルーリで販売しているひまわりの商品でいうと、スタンド花などの場合は大輪のお花が必要ですので生産地とよく話し合ってそのような商品を購入します。
メゾンフルーリで毎年この時期入荷するのは、長野長野県松本市のJA松本ハイランドのひまわりです。これは、松本市に支店があるため、JA松本ハイランドさんとは仲良くさせていただいております。
JA松本ハイランドの大輪ひまわりを使ったスタンド花。
JA松本ハイランドから出荷されるひまわりの中で大輪に特化したところ販売職員と相談して出荷していただいております。
アレンジメントに使うひまわりはおしゃれがひまわりを購入することが多く千葉県の房総半島に位置するこだわりのある生産者から出荷していただいております。
こちらの方はすべて市場を通じて入荷しております房総半島のひまわりの作っている生産者のところには2年に1回ほど産地視察に行きます。
ひまわりの傾向やどのように育てているかということを話を聞きに行きますメゾンフルーリではこのように生産地とコミュニケーションを図りお花のことを勉強させていただきながら皆様にご提供させていただいております。
ひまわりの生産地のことはまた別の機会にご紹介したいと思います。
やや堅苦しい感じになりましたか久しぶりに筆を執っておりますのでちょっと文章がこなれていないというか今はパソコンじゃなくて今は筆じゃなくてパソコンなんですが徐々に皆さん着くそれではまた次回よろしくお願いいたしますひまわりのアレンジメントのことはまた次の機会にお話しすることとします。
メゾンフルーリYahoo!店ではひまわりギフトの特設ページを開設しております。
よろしければこちらもどうぞ。
西武渋谷店イベント終了しましたー!!
さてさて、お仕事のご紹介。
メゾンフルーリの佐々木は2月から3月16日までにかけて、渋谷駅近くの西武渋谷店にて一人作品展を開催しておりました!
実際には作品展の体を取らせていただいた、非常に良い機会を与えて頂きました関係者各位に厚く熱く御礼申し上げますm(__)m
超ロングランの作品展でしたが、ディスプレイを会期末に向けて緩やかに変化させていく、というものでして、劇的な変化をさせるわけではないにしろ、ゆっくりゆっくり変わっていくというやり方をしました。
ですから日々西武渋谷店に来店すると、あ、ここに花が咲いてる!とか、木が増えた!とかそんなことを感じていただければなぁとデザインを興しました。
もともともらったテーマが『和の文化』でも、「いけばな」ではない。
日本を感じるような要素をデザインの中に取り入れ、西武渋谷店テーマである「art meets life」というお題に乗っとり、コーディネートすることが命題でした。
暮らしの中で芸術と出会う
植物で日本を感じさせるけど、いけばなにはしない…
このテーマでどんなものを作り上げるか?これが今回取り組んだ作品ひとつひとつ。
そこからどのような展開で、どうしたのか?はまた次回へつづきます。
彦兵衛さんとは
信州松本・和の花「花屋彦兵衛」でございます。
さて、前回の続きですが、花屋彦兵衛の屋号をいただきました「大黒屋 野口彦兵衛」とは、どのような方か。
親しみを込めてまたリスペクトを込めて、ここでは「彦兵衛さん」とお呼びしますが、江戸時代末期、江戸の呉服商では知らぬものが居なかった、というくらいの呉服商でした。
いま、分かりやすい彦兵衛さんのプロフィールや作品解説は、東京国立博物館の学芸員ブログに記載があります。
↓参考記事 東京国立博物館ブログ
明治から大正にかけて活躍した呉服商「大彦」こと大黒屋・野口彦兵衛(のぐちひこべえ、1848~1925)
(東京国立博物館ブログより抜粋)
生まれた年は1848年は弘化4年改め嘉永元年といいますから、江戸も末期となります。
その彦兵衛さんは、日本が激動の時代に突入する時代を共に歩んだようです。
江戸両国で生まれた彦兵衛は、幕府御用達で名の通った呉服屋に奉公し、呉服問屋大黒屋幸吉に見込まれて、婿となります。
参考記事↓大羊居
https://www.taiyoukyo.co.jp/about.html
そして、暖簾分けをして「大黒屋彦兵衛」すなわち「大彦」と名乗ることとなるのです。
彦兵衛はもともとは、河村彦兵衛といい、侍の子でした。幕府の下級役人だったとも言われております。そこから、転じて、商いの道にはいります。
そして、メキメキと頭角を表していくのです。
彦兵衛さんは、明治20年代~明治30年代にかけて、いまに伝わる東京国立博物館の大彦小袖コレクションとなる江戸時代の小袖を収集いたしたようです。詳しくは東京国立博物館のブログを参考にしていただきたいのですが、
収集した小袖を分別し、研究。そして、自らが大胆で斬新なデザインを、考案していきます。
その姿は、呉服商を飛び越えて、呉服における工芸家として飛躍するのです。そして、当時、呉服の新作と言えば京都でしたが、東京でも新たな制作ができるということで、後に東京友禅といわれるまでになります。
この、彦兵衛さんの過去の呉服の歴史を分析し、伝統的な手法を大切にしながらさらに新しい構図や発想で、新たな境地を切り開いていきます。
この彦兵衛さんの工芸家としての姿勢に、今風でいえば、インスパイアされて、店の名前を「花屋彦兵衛」とさせて戴きました。
彦兵衛さんから言えば本流(野口本家は染繡工房 大彦染物研究所、染繡工芸 大羊居として現代でも活躍しております。)ではなく、亜流の「花屋彦兵衛」オーナー佐々木久満ですが、彦兵衛さんの心意気を僅かでも感じながら稼業の花店を経営する次第です。
つづく
なんと!送料無料!
二子玉川の花店「メゾンフルーリ二子玉川本店」からのお知らせです。
巷では卒業式や入学式がなくなってしまったり縮小してしまったりと言うことが話題ですが、でも、ちょっと待ってください。
卒業式卒園式や入学式入園式がなくなったとしても、御祝いの気持ちは変わらないはず。
卒業卒園おめでとう!
入学入園おめでとう!
そんな気持ちは、例え式がなくなったとしても、是非、御祝いして上げてください!
メゾンフルーリ二子玉川本店では、卒業卒園おめでとう!入学入園おめでとう!は、お渡ししたいお子さま宛に、花束をお送りいたします。
そして、なんと!!
送料無料!
メゾンフルーリ二子玉川本店では、そんなお子さまたちに花束をお送りしたい!というお客様のご要望にお応えしまして、卒園卒業・入園入学の御祝いのお花を、お子さまのご自宅に送りたい場合は、サービスさせていただくキャンペーンを実施しています!
もう一度繰り返します!
送料無料!
どうぞよろしくお願いいたします!
m(_ _)m
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https://store.shopping.yahoo.co.jp/maisonfleurie-y/
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花屋彦兵衛のはじまりのはじまり
前回のつづき
花屋彦兵衛とは、東京二子玉川の「メゾンフルーリ」のフローラルデザイナーの佐々木久満が長野県松本市にオープンしたコンセプチュアルショップ。
野の花や季節の花木を盆栽や苔玉、苗、アレンジメント、花束にして販売するお店。
佐々木の生業はフローラルデザイナーとは体よく言ったもので、普段は町の花屋さん。ところが、大きなディスプレイの仕事や雑誌のお仕事を頂くと一気にフローラルデザイナーに早変わり(笑)
普段はお店にいても、お花のレッスンをしてることが多いので、「センセ」と呼ばれることが多い(笑)
余談でしたが…
さてさて、「花屋彦兵衛」どうしてオープンしたのか?は、前回の記事の通り。きっかけは、ひょんなことでやって来ます。
たとえば、庵の号のような名前の風庵、分かりやすい名前の野乃花 司はたまた、本当に昔ながらやってるお店は花政、花弘、花粂、花米、花久…お店の名前は色々あります。そんな中、なぜ僕(佐々木)は「花屋 彦兵衛」としたのか。
元々構想自体はあった。「花屋 彦兵衛」だから、昔で言えば、「花彦」となるのだろうか。
元々の「彦兵衛」さんとは…
江戸の末期から明治、大正と激動の時代を歩んだ、呉服商「大黒屋 彦兵衛」から頂きました。
「大黒屋彦兵衛」本名は、野口彦兵衛といいます。
まずはお名前を頂戴した、「彦兵衛さん」とは?そんな話は、また次回。
つづく